ドライフラワーを飾りたいクマ
花屋のウサギ
ドライフラワーを飾りたいクマ
ドライフラワーを飾ると空間にオシャレな雰囲気を出すことができるので部屋のインテリアとしても良い感じになりますよね。
出来上がったドライフラワーはお花屋さんや雑貨店、ネットショップなどで購入することができますが、自分で生花からドライフラワーを作ってみるのも楽しくてオススメです。
「ドライフラワーを作ってみたい」
「なるべく花の原型を残してドライフラワーを作りたい」
「インテリアフラワーとして自分好みのドライフラワーを飾りたい」
「オシャレなドライフラワーを飾りたい」
上記のように思われている方に役立つ記事になっています。
今回は簡単にできるドライフラワーの作り方についてご紹介していきたいと思います。
簡単にできるので気楽にチャレンジしてみましょう。
目次
ドライフラワーを作る4つの方法
ドライフラワーは、花や葉、果実などを乾燥させて鑑賞用に装飾する花のことです
ドライフラワーの作り方として主に4つの方法があります。
- ハンギング法
- シリカゲル法
- ドライインウォーター法
- グリセリン法
生花を逆さに吊るして乾燥させるハンギング法、乾燥剤を使うシリカゲル法、少量の水(1cm~3cmくらい)を花瓶に入れて生花を飾りながら徐々にドライにするドライ イン ウォーター法、グリセリンと熱湯を1:3で混ぜて冷やして出来た液体を1週間くらい吸い上げたり浸したりするグリセリン法などがあります。
ハンギング法は壁に逆さにして吊るすだけなので邪魔にならず簡単にできます。
シリカゲル法は花びらの形を綺麗に残したいときに重宝しますね。
ドライ イン ウォーター法はあじさい・かすみ草などの花の形のふんわり感を保ちたい場合に向いています。
グリセリン法は実ものや葉をドライにしたい場合に向いています。
今回はカンタンにドライフラワーを作ることができる、ハンギング法とシリカゲルを使う方法についてご紹介していきたいと思います。
ドライフラワーは基本的に水分量が少ないお花が作りやすいです。
ハンギング法(吊るす作り方)
まずはドライフラワーにしたい花の水分をできるだけ取り除きます。
カンタンな方法としては茎をできるだけ切って、キッチンペーパーなどで水分を拭き取りましょう。
ドライフラワーにしたい花が複数本ある場合は、一本ずつか輪ゴムでまとめて、麻紐などで茎を束ねるように巻きます。
輪ゴムでまとめる場合は、上記のような感じでぐるぐると巻きつけます。
先に1本だけ茎の上の方に輪ゴムを通して、ぐるぐると下へ螺旋を描く感じで持ってきて止めます。
こちらはユーカリなので茎が太くて硬いのでこのやり方で大丈夫なのですが、茎が細かったり柔らかい花などは、1本に輪ゴムをひっかけると折れてしまうので、茎全部を軽く輪ゴムで止める感じでOKです。
そして、輪ゴムの上からひっかけることが出来るように麻紐で輪を作り、フックなどにかけて逆さにして吊るして作ります。
麻紐がない場合は、S字フックや、ピンなどで引っ掛ける場所さえあれば、輪ゴムでもOKです。
上記のように作った麻紐の輪をピンなどに吊るすことが出来れば、あとはドライフラワーになるのを待ちましょう。
花好きのクマ
吊るす場所は、風通しが良く直射日光が当たらない場所に吊るしてあげましょう。
扇風機や浴室乾燥機などを使ってなるべく早く乾燥させると綺麗な状態に仕上がります。
出来上がったらスワッグにして楽しみましょう。
スワッグとは、花、葉を束にして壁にかけて飾ることです。
棚の上に飾ったり、ガラスケースに入れてあげたりしても良い感じになります。
スワッグとして飾ったままだとホコリがたまるので、たまにホコリをとってあげましょう。
花の鑑賞期間は、だいたい半年くらいが目安です。
こちらはクリスマスバージョンですが、ミニスワッグを作っても楽しめます。
飾るスペースがあまりなくても小さめのスワッグだと楽しめるところがポイントです。
シリカゲル法(シリカゲルを使った作り方)
花びらが多かったり、小さなお花はシリカゲルを使う方法でドライにしたほうが綺麗になります。
丈は短くなってしまいますが、原型をあまり崩すことなく出来上がるところが良いですね。
シリカゲルはドライフラワー用のものを使います。
ドライにしたい花の茎を1〜2センチくらいで切って、フタ付きのタッパーなどの密閉容器を用意して、ドライフラワー用のシリカゲルを約1センチくらい敷き詰めて花を置き、その上から花が見えなくなるようにシリカゲルで埋めていきます。
ドライフラワー作りを一緒にやっていきましょう。
まずはドライフラワーにしたい花の茎を少し残した状態でカットします。
あとでリースなどにくくりつけたい場合は、ワイヤーをさしておきましょう。くくりつけない場合はワイヤリングしなくてOKです。
今回はカーネーションの花をを2つ使います。
フタがついているタッパーを用意します。今回使うカーネーションのような大きめの花をドライフラワーにしたい場合は、容器の深さが必要なので深さのあるタッパーなどを用意しましょう。フタがついていれば瓶でも大丈夫です。
タッパーにシリカゲルを約1cmくらいを敷き詰めます。
そして敷き詰めたシリカゲルの上に花をセットします。
花が見えなくなるまでシリカゲルを敷き詰めます。この時に左右に軽く振るとシリカゲルが綺麗に水平になります。
そしてフタをして日が当たらない場所に1週間は保存して待ちます。途中フタを開けたくなってしまうかもしれませんが、1週間は待ちましょう。
待っている間も、どんな感じに出来上がるのか想像するのも楽しいですよ。
1週間後に開封です。
綺麗に出来上がっていました。花を取り出す時に花びらが取れやすいので、そっと取り出しましょう。
花を取り出せたら茎の方もって逆さにして軽く振ってあげると中心部分にたまったシリカゲルの粒が取れます。
花好きのクマ
シリカゲルに生花を入れるタイミングは、花の蕾が完全に開いた時が良いです。
ドライフラワー専用のシリカゲルは粉末状なので、花の隅々に入ってくれて綺麗に乾燥します。
シリカゲルに入れてから、約1週間くらい寝かせて出来上がりです。楽しみにフタを開けずに待ちましょう。
他にもシリカゲルでドライフラワーを制作しましたのでシリカゲルを使って制作したドライフラワーの記事を参考にしてみてください。
【オリジナル】シリカゲルを使って制作したドライフラワー【簡単】
出来上がったドライフラワーをリースやハーバリウムにしても良いですね。
ハーバリウムを自分で作ってみたい方は、こちらのハーバリウムに癒されよう・簡単作成法の記事を参考にしてみてください。
使ったシリカゲルは水分が吸収された状態なので、またドライフラワーを作りたい場合はシリカゲルを再生してあげます。
シリカゲルの再生方法
使っていないフライパン(テフロン製は傷がつくことがあるのでNG)や鍋を使い火を通してシリカゲルを再生させます。
私は余っているフライパンを使っています。
換気をしながら使用したシリカゲルをフライパンに入れて、中火で5〜10分くらい木ベラなどでかき混ぜて火を通し、シリカゲルが白色から青色になってきたらOKです。
シリカゲルの量がフライパンに対して多い場合は、木ベラなどで混ぜないと下の方だけ乾燥するのでかき混ぜてあげます。
温めていくとサラサラの粉がザラザラになってきます。
熱が冷めてからシリカゲルを取り出した方が安全です。
粉末が熱くなっているのでシリカゲルを取り出す時に火傷しないように注意しましょう。
容器にシリカゲルを取り出したら涼しいところに置いて冷ましてあげます。
シリカゲルは何回も再利用できるのでコスパが良いですね。
花好きのクマ
シリカゲルの廃棄方法
環境を悪化させることがないので土に戻すか、家庭用の不燃ゴミとして出します。
ドライフラワーの保管方法
ドライフラワーと一緒に、防虫剤や除湿剤を密閉された引き出し等に入れておきます。
ドライフラワーをワイヤリング
地巻きワイヤー
ドライフラワーを使ってリースなどを使いたい方は、ワイヤーがあると自由自在に花の向きを調整することができます。
しっかり固定したい場合は太め、垂れ流す感じで動きを出したい時は細めという感じで使い分けます。
ワイヤーには番号が付いているのですが数が大きくなるとワイヤーが細くなります。
#22 #24 #26くらいが臨機応変に使いやすいので持っておくと便利です。
ワイヤーの大きさ(太さ)
太い← #20 #22 #24 #26 #28 →細い
ワイヤーも持っておくとドライフラワーだけではなく、生花のフラワーアレンジメント・ブーケなどにも使うことができます。
ワイヤーは針金で先がとんがっていて危ないので、目や体にささらないように充分に注意して保管や使用してください
子供やペットなどの手の届かない場所に保管してください
フローラルテープ
フローラルテープを使うとワイヤーの色を目立たなくすることができます。
フローラルテープは粘着性があるので、ワイヤーに螺旋状にぐるぐる巻くだけのです。
コツはテープを軽くひっぱりながら巻くことです。
フローラルテープは伸縮性があり、伸びるので軽い力で伸ばしてもちぎれることはありません。
おもいっきり引っ張ったらちぎれます笑
ワイヤーを目立たなくするために様々なカラーがあるのでその時に作る作品の雰囲気に合わせて選ぶと良いです。
ドライフラワーを染める方法
ドライフラワーを染めたい場合は、生花の状態のときに着色剤で染めてドライフラワーにするのが簡単で発色が良くなるのでオススメです。
うまく生花を染めることができたらそのままドライフラワーにするだけです。
詳しくは、花の色を変えて楽しもうの記事に生花の染め方を実際に行いまとめときましたので参考にしてみてください。
ドライフラワーにオススメの花材
ドライフラワーにオススメの花材は、スターチスなどの水分をあまり含まないものだと乾燥しやすくドライフラワーになりやすいです。
まとめ:ドライフラワーを作って楽しもう!
今回はドライフラワーの作り方についてご紹介してきました。
ドライフラワーは、壁や部屋に飾るだけでオシャレな雰囲気が出て長持ちするところが良いですよね。
そのまま置いておくだけでも良いですし、丸いリースにしたり花束風のスワッグを作ったりしても楽しいです。
ぜひドライフラワーを作って飾って楽しんでみてください。